テープ1枚から始める海の保護とマナー

波の下の学舎

✍️ ガスブレンダーとバルブのマナー
今日は、ガスブレンダーコースが開催されています。
ガスブレンダーといえば、欠かせないのがシリンダー。そして、シリンダーにはガスのON/OFFを制御するバルブが取り付けられています。このバルブには多くの種類がありますが、日本国内ではヨークタイプのKバルブが主流です。
当ダイブセンターでは、いつでもWシリンダーに対応できるよう、マニホールドの取り付けが可能なDINタイプを採用しています。DINタイプといっても、インサートと呼ばれる10円玉ほどの大きさのアダプターを装着しているため、ヨークタイプのレギュレーターも使用可能です。
バルブの反対側には、マニホールドの取り付け部分が「耳」のように突き出しており、サイドマウント・ダイビングの際にはバンジー(ゴム)を引っ掛けるのに便利です。価格は高めですが、メリットが多いため、当センターのナイトロックス用シリンダーはすべてこのDINタイプで統一しています。

🧼 テープの扱いと環境配慮
シリンダーにガスを充填した後は、キャップやテープを貼って「未使用」であることを一目で分かるようにするのが常識です。キャップやテープが外れているシリンダーは「使用済み」と判断され、誤って再使用するリスクを防げます。
皆さんは、ダイビング時にこのテープをどう扱っているでしょうか?
Kバルブの場合、テープは剥がしてゴミ箱やダイビングバッグに入れるのが一般的です。タンクやバルブに貼ったままだと、海中で剥がれて海洋ゴミになる恐れがあります。
熟練ダイバーの中には、バルブの頭にテープを貼り、レギュレーターのヨークスクリューで抑える方法を使う方もいます。いずれにしても、テープは消耗品であり、1シリンダーにつき約5cm、1日2ダイブで10cmのビニールテープがゴミになります。
現代では、プラスチックやビニールの使用削減が求められています。
SDGsに取り組む当ダイブセンターでは、DINタイプバルブの「耳」の形状を活かし、ビニールテープをリユースしています。マニホールド取り付け部にテープを巻くことで、ほぼ外れることなく再利用が可能です。これにより、廃棄されるテープを50%以上削減し、自然保護にも貢献しています。海を大切にするダイバーとして、これは素晴らしいマナーの一つです。

🥽 曇り止めとマスクのマナー
スクーバダイビングには、こうしたマナーが数多く存在します。そのひとつがマスクの曇り防止です。
コロナ禍以降、唾液を使う方法は衛生上、絶対に避けるべきです。
ダイビング専用の曇り止めを使用することを強くおすすめします。主成分は界面活性剤で、これだけ見ると「中性洗剤でも代用できる」と考える方もいますが、実は大きな違いがあります。それについては、また別の機会に詳しくお話ししましょう。
まずはマナーです。プールなどで曇り止めを使用する際、マスクをすすいだ水はプールサイドへ捨てるようにしてください。曇り止めの成分がプールの水質に影響を与える可能性があるためです。
また、曇り止めの使い方にもちょっとしたコツがあります。
ぜひ、器材テクニックコースでそのコツやマナーについてスタッフに尋ねてみてください。

🎓 なお、今回ガスブレンダー認定を取得されたお客様は、すべての条件をコンプリートされたため、エクステンデッド・レンジ・ダイブマスターへの自動認定も同時に達成されました。
おめでとうございます!安全・技術・知識のすべてを兼ね備えた、次なるステージへの一歩です。

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