日本海側では、南西〜北西の風が長く吹き続けており、それが周期の長いうねりを生み出している。今年は特に表層水温が30℃前後と高く、底層との温度差が大きくなるため、水の混合が起こりにくく、潜降時には景色がゆらゆらと揺れて見える場所もある。もう少し季節が進めば、また変化が訪れるだろう。

水面はミントグリーン、水底はペパーミントブルー。複雑に入り混じる色彩が、新しい水中景観をつくり出していて、それはそれで面白い。この日お誕生日を迎えた方がいて、水温が高いにもかかわらず、コブダイの三郎くんが“お祝い”に顔を出してくれ、ダイバーたちを楽しませてくれた。
先月はスズメダイの産卵・抱卵・孵化を見届けたが、今日は生まれたばかりの黒いスズメダイの稚魚たちが優雅に泳ぐ姿を観察できた。さらに、産みたてのような卵塊があちらこちらに見られ、雄たちは懸命にファンニング(卵への水流送風)を行っていた。スズメダイは一定期間に何度も産卵する多回産卵型の魚であり、今抱卵しているアミメハギも同様の繁殖様式を持つ。

例年より遅れての出現となったが、他種の卵塊を好んで食べるツルガチゴミノウミウシや、ムツサンゴなどを好むイボヤギミノウミウシも、今年初めて観察することができた。
水中が暗かったせいか、夜間モード(目がまんまる)になっているコケギンポの姿も印象的だった。もちろん、青く澄んだ水中で透視度が良いコンディションが理想ではあるが、ダイバーの経験値によっては、透視度が低く、うねりや流れといった“動き”のあるコンディションでも十分に楽しめる。

【今日の海況コンディション】
天気 ☀️ 気温 28-29℃ 水温 27-28℃ 透視度 ↑3-4m、↓6-8m 風 N→W
※明日はビーチへポイント変更します



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