水面の裏側──雨の日にだけ現れる、特別な景色

雨のダイビング 加茂水族館東海岸物語

雨の日のダイビングには、晴れの日とはまったく違う魅力があります。
水面の上から雨を見るのは誰にでもできることですが、水中からその雨を見上げる体験は、ダイバーにしか許されていません。

水面は、空と海を隔てる境界です。
雨粒が水面を叩くと、その衝撃が波紋となって広がり、光が砕けるように揺らめきながら水中へと届きます。その瞬間、水中は静寂に包まれながらも、どこか神秘的な動きを見せるのです。
水中から見上げる雨は、まるで空が語りかけてくるような感覚になります。
泡がゆっくりと浮かび、揺れる水草が雨のリズムに合わせて踊るように揺れる。
音はほとんど聞こえないのに、確かに「雨が降っている」と感じられるのです。

この景色は、ダイバーだけが見ることのできる特権です。
水面の下から雨を見上げるという体験は、自然との距離がぐっと近づく瞬間でもあります。
空の涙が、静かに海へと溶けていく――そんな情景に包まれると、日常の喧騒が遠く感じられます。
雨の日のダイビングは、視界が悪くなることもありますし、海況によっては注意が必要です。
でも、条件が整えば、晴れの日には味わえない「水面の裏側」を体験することができます。
それは、ダイバーにしか見えない、静かで美しい世界です。

【本日の海況コンディション】
天気 ☔️ 気温 26℃ 水温 28℃ 透視度 5~7m 風 NW   
週末に向け気温が上がる予報です

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