波の声、風のささやき ― 海況便り

四島夏物語

雷注意報、強風・波浪警報が続いた山の日三連休。その余韻が残る今週、ホームグランドの海へと足を運んだ。昭和的な表現だが、洗濯槽の渦のような荒れ具合を思えば、意外にも海況は悪くない。

東海岸ビーチでは透視度5〜7m。四島ジェッティでは6〜8m。どちらもさわやかな風があり、水面は穏やかで、静かなペパーミント・ブルーが広がっていた。強い波に押されてきたのか、ヨコスジフエダイやウスイロウミウシなど、南方系の生物たちが姿を見せ始めている。

季節は、ギンポ科・ハゼ科・ベラ科の生物たちが婚姻色をまとい始める頃。
オスとメスのカップリングが成立すれば、産卵、そして抱卵へと進む。
マダラギンポのオスが、メスの周囲をぐるぐると泳ぐ姿も見られた。「僕、カッコいいでしょ?」とでも言いたげな動きだ。


普段は岩壁にいるイチモンジハゼも、岩穴に入っている個体が見られた。巣穴の準備かもしれない。
水中観察散歩では、生きものの写真を撮るだけでも楽しい。
けれど、生態を知ることで、その楽しさは何倍にも広がる。
ただの「出会い」が、「物語」へと変わる瞬間が、そこにはある。

【本日の海況コンディション】
天気 ☀️ 気温 30℃ 水温 28℃ 透視度 6~8m 風 SW



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