台風の合間に現れた、四島ジェッティの静けさと夏の気配

四島夏物語

台風14号の脅威をかわしながら続いていたノンストップ海記録も、さすがに台風13号と15号に挟まれた影響には勝てず、8日(土)が最後となりました。週明けからは15号の影響がさらに強まる見込みです。今週はFUNダイブ、コースダイブ、水難救助隊訓練支援と続き、週末のダイブセンターではダイビングプールで自由練習のお客様、そしてSPコースのクラスルームを開催。四島ジェッティではFUNダイバーとボートダイビング実践SPコースを担当しました。

昨日まで潮流があった四島は、この日は表層がわずかに流れる程度で、海面は驚くほどのベタ凪。まさに嵐の前の静けさといった雰囲気で、水底までくっきり見えるほどのクリアな海況でした。ブリーフィングは二手に分かれて行いましたが、島の暑さがあまりに強烈で、説明の合間に海へ飛び込み「冷却タイム」が何度も発生するほどでした。

今回の受講者は豊富なボートダイビング経験をお持ちの方々でしたが、経験の有無に関係なく、ボートダイビング経験とボートSPはまったくの別物です。器材セッティングやエントリー/エキジットは、揺れの有無やスペースの広さといった違いこそあれ、陸上と大きく変わるわけではありません。本当に重要なのは、ボート上でのマナー、船体と周辺環境のリスク把握、そしてロスト時にソロ状態になった際の実践対応です。限られたスペースしかないボート上では、無意識のうちにマナー違反や迷惑行為につながることがあります。だからこそ、ボートに乗る機会が多いダイバーには、ボートSPの内容と実践応用は非常に価値が高いと感じます。

水中では、マアジやアカカマス、イシダイ稚魚、スズメダイ稚魚、小さなアオリイカなどが群れ始め、夏の到来を感じさせます。

そして、「あれ?スズメダイって先月中旬に孵化していたよね」と思った方は、かなりの水中生物好きです。山形県・庄内ではスズメダイは6〜9月頃まで連続で産卵します。これは 連続産卵(multiple spawning) と呼ばれ、多い個体では10回も産卵することが知られています。厳しい水中環境で少しでも生存率を上げようとする生物たちの戦略には、ただただ脱帽です

【この日の海況コンディション】
天気☀️ 気温 35-30℃ 水温 29-27℃(Av27℃) 平均透視度 10-15m 風 W

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