先週の平日から週末まで、ビーチとジェッティを交互に潜り続けてきた流れのまま迎えた本日。週明けの庄内は☔で、山形内陸ほどではないものの、どんよりとした空が広がっていました。先週末は荒天の合間をうまくすり抜け、特に日曜日は午前中の滑り込みで良い海況に恵まれました。
庄内の海は今、一円玉を撒いたようにイワシで満たされています。ビーチも四島ジェッティも、どこを見てもカタクチイワシの群れに覆われている状態。その中で毎ダイブ、ゲストさんから言われるのが「イワシの奥にマグロがいた」という一言。
マグロ?と半信半疑でしたが、詳しく聞くと 「黒い体色で、尾びれが黄色い魚」 とのこと。 この特徴なら、クロマグロ か ヒラマサ。 実際、四島周辺では先月までクロマグロが群れで水面を跳ねていたという話も聞いていたので、十分あり得る光景です。 「クロマグロ見たいなぁ」と思いつつ、今日はマダコの話。

7月の解禁日から広範囲で探していたマダコの抱卵。 週末、ようやくそのシーンに出会うことができました。庄内のマダコは例年、春〜6月に抱卵します。 理由は単純で、
- 水温が10℃台半ば〜15℃に達すると産卵準備に入る
- 良さげな岩穴やくぼみを探し始める
- 水温が20℃を超える頃に産卵が本格化する
という生理的な流れがあるためです。
今年の四島の水温は、7月に入っても 水深10〜12mで19〜20℃ほど。 この水深帯では、マダコはまだ産まないだろうと判断。
そこで、 水温21〜23℃が入りやすい水深6〜7m付近を探索すると── 想像通り、そこに守卵中の個体がいました。
しかも、卵は つやつやの真っ白な卵壕。昨日〜今日産んだばかりの新鮮な卵。
学術的にも、 「日本海北部のマダコは年によって産卵が7月にずれ込むことがある」 と記されており、 まさに今年の四島はその“ずれ込み年”に該当するようです。

そうそう、タカノハダイの2個体は、どうやら越冬していますね。
昨年、そして2年前に撮影した個体と、今シーズンに撮影した個体の特徴がとてもよく似ているんです。しかも、7月上旬とは思えないほどサイズが大きい。この成長具合を見ると、同じ場所で冬を越していた可能性が高いと感じます。

さらに近くには ユウダチタカノハダイ の姿もあり、こちらもタカノハダイの“親戚筋”にあたる種。同じ岩礁帯で複数種が入り混じるのは、四島ジェッティの海らしい光景ですね。
何年潜っていても、庄内の海はいつも新しい顔を見せてくれます。
本当に、潜るたびに発見がある海です。
【この日の海況コンディション】
天気⛅ 気温 27-25℃ 水温 22-20℃(Av22℃) 平均透視度 7-8m 風 S



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