🛡️県民を守るために
山形県警察機動隊のエリート潜水隊員の皆様による訓練週間が行われた。日本海に広がる前線の影響で連日の海洋訓練が叶わず、急遽プール訓練への変更を余儀なくされた。
🎯訓練テーマ:「生きて帰る」
今回の訓練テーマは、少々重く感じられるかもしれないが、公共公安の任務に従事する方々にとっては極めて現実的で重要なテーマである。
「二次災害」とは、現場での自然災害だけに限らない。貸与されている潜水器材の不具合や、過去に習得した潜水知識の陳腐化によっても、災害は起こり得る。

⚙️器材と知識のアップデート
潜水器材は常に完全に作動することが求められる。しかし、モノは壊れる。だからこそ、トラブル発生時の対処能力が問われる。
また、潜水知識は日進月歩で進化している。もし教わった知識が20年、30年、40年前のものであれば、最新のセイフティダイビングには到底及ばない。継続的なブラッシュアップが不可欠だ。
たとえば、NDL(No Decompression Limit)は「減圧停止なしで安全に浮上できる最大滞在時間」と定義される。
私が推奨している「ドップラー限界」は、「血流中に微細な気泡が発生し始める生理学的限界」と定義できる。これに伴い、浮上速度やダイブコンピュータの選択・設定も当然変わってくる。
🖥️ご興味のある方は、当センターが開催している「コンピュータダイビングコース」で詳しくお話しています。安全性と技術の両面から潜水を見直す良い機会になるはずです。ぜひご参加ください。

🧑🚒公共公安潜水員としての装備
Public Safety Diver(公共公安潜水員)に必須となるのが、ドライスーツとフルフェイスマスク。
彼らが所有しているのは、3種類あるうちの「シールドタイプ」だが、今回は「レギュレーターフリータイプ」のフルフェイスマスクの装着方法とスキルについて訓練指導を行った。

🌊使命と技術の融合
私の専門技術が潜水機動隊員の皆様の力となり、山形県民の「万が一」の時に役立つのであれば、これ以上の喜びはない。
次回、そしてその次の訓練指導に向けて、私自身も常に進化し続ける指導員でありたいと強く思う。



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